ぬくもりのある暮らし
(オーナーズギャラリー)
Y邸

映画やドラマの世界から抜け出したような、洗練された邸宅にお住まいのYさん。スキーが趣味というYさんは「スキーの時に泊まったロッジに薪ストーブがあって、ずっと憧れていました」と言います。自宅のリフォームを機に元々、土間だった場所を薪ストーブ専用の部屋に変えたそうです。
カウンターのあるオープンキッチンの奥が薪ストーブの部屋。薪ストーブは、炎が美しく見えるようにと、窓の大きいタイプを選びました。ゆらゆらと揺れる炎はまるでオーロラのようで、幻想的な雰囲気を醸し出しています。「人工の音ではない薪のはじける音、炎の魅力はなんともいえない優雅な時間を運んできてくれるんです」とYさん。
忙しかった1日が終わる、ちょっとしたひと時、Yさんはカウンターに腰掛けて炎を眺めます。その足下にはゴールデンリトリバーの愛犬るにちゃんがそっと寝そべり、薪のはじける音を間の手に、静かな音楽が流れる安らぎの空間。
「夜の過ごし方が変わった気がします。薪ストーブのおかげで生活がとても楽しくなりましたね」。暖かい薪ストーブの前で遊ぶYさんと、るにちゃんの満ち足りた表情が印象的でした。
K邸

前橋市の住宅街にあるK邸。Kさんご夫妻が千葉から群馬に引っ越してきたのは昨年春のことです。「長野県に住む友人が14年間も薪ストーブを愛用していて、いつも羨ましいと思っていました。でも、まさか我が家に設置できるとは」。薪ストーブは奥様の念願の品だったようです。
その奥様がインターネットで上野商店を知り、案内状を送ってもらったのが薪ストーブとの出会い。「まさか」と思っていた薪ストーブの存在が、話を聞くうちに次第に身近なものに感じられるようになっていったとか。そして群馬で初めての冬を迎える少し前に、薪ストーブを購入されました。
築30年ほどの家に薪を置くスペースを増設、薪ストーブは居間に設置していますが、煙突が2階の部屋を通っているため、家全体が暖められる仕組みになっています。家の中の温度はどこでも15~16度に保たれ、群馬特有の空っ風が吹き荒れている寒い日でも、家の中は汗ばむほど。
「薪ストーブはほかの暖房器具と暖かさがまったく違うんです。体の芯からあったまるので、足先も冷えず、靴下も必要ないんですよ」と、奥様は薪ストーブの遠赤外線効果を実感している様子。一方、ご主人は2階の煙突の傍らで読書をしたり、新聞を読んだりと、寛いだ時間を満喫されているそうです。
「これで、群馬の寒い冬が乗り切れそうです」。リクライニングチェアに体を預けるご主人の傍らでにっこりと微笑む奥様。薪ストーブの暖かさと、奥様の温かい笑顔が部屋全体に優しいハーモニーを奏でていました。